東日本大震災
3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震で被災された方々に謹んでお見舞い申し上げますとともに、
お亡くなりになられた方々に哀悼の意を捧げます。
被災地の一刻も早い復興をお祈りいたしております。
また、被災地の救援や支援のためご尽力されている方々へ、深い敬意を表します。
あの地震から今日で5日が経ちました。
TVでは様々な報道がなされています。
時間が経てば経つほどに被害の恐ろしさが映像で確認出来ます。
今は、人命救助・原発問題等、優先すべき事が多すぎて混乱していますが、
どうかこれ以上の被害が拡大しない事を心からお祈りいたします。
情けないが、今になって気づいた事。
1995年 阪神・淡路大震災
私の家は全壊の証明を頂いたが、住むには問題なかった。
私の日課は、毎朝水を求めて走り回り、救援物資をひたすら探し求める事だった。
電気が復旧したのは、震災から2ヵ月後の3月。その後、水・ガスと復旧していった。
電気が点き、やっとTVが見れた時には震災よりもオウム真理教の事ばかりで
世界、全国各地からの支援や応援がどれほどあったのか、直接感じる事は少なかった。
恐らく、今の被災地の方々もそうだと思う。
学生だった私は、行動範囲も狭く、様々な支援のお陰で凄まじいスピードで復旧がなされていた事など
あまり感じる事がなかった。
今現在、TVではあらゆる国や地域、人々から支援したいといった報道がなされている。
きっとあの阪神・淡路大震災の時も皆様方からの計りしれない支援や募金があったんだと
情けないが、今になって気づいた次第だ。
関西でもこの大地震で大なり小なり影響が出ている企業があると思う。
私の部署もその一部だ。
一昨日、昨日から続々と流れてくるFAX。
「復帰の目途立たず」「出荷未定」・・・。
これほどまでに自分が携わる仕事に東北地方で働かれている方々が関係していたなんて。
またしても情けないというか・・・。
15日、その数十枚のFAXに書かれた状況をまとめていると、到底釣りに行ける気分では無くなった。
いや、そのFAXがなくても恐らく釣りには行っていなかっただろう。行ける気分では無い。
少ないながら今日の釣行予定費用を募金した。
私は建設業に携わる。あの阪神・淡路大震災の時の復旧状況を上司や先輩方に伺うと
それは県外から様々な建設会社等が入り込み、被災者の心を逆手に取り、金儲けの為だけに
えげつない工事をして帰った会社が多々あったという。そういった工事を数年後、私も実際に見た。
今後は、東北地方も復旧の為に様々な建設会社等が入って来ると思われる。
家を失くし、心も傷つき、それでも立ちあがろうする方々に対して、ただ単なる金儲けの為だけの
偽善ぶった復旧活動だけは止してくれ。と言いたい。
最後に、今必死になりボランティアや支援活動をなされている方々、阪神・淡路大震災の時は
ボランティアや支援に関わった方々の中に精神的に大きなダメージを負ってしまった人が多かったようです。
被災された方々はもちろんですが、ボランティアや支援に関わる方々の心のケアも大事ですから。
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